うたかたの歌

心を過ぎゆく思いだったり日常のあれこれを、絵短歌orフォト短歌&駄文で綴っています。

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20
2017

【フォト短歌】嵐の夜に

CATEGORYフォト短歌
短歌 写真 いつの間にひとりになった箱の中流れる光はやさしいままに



ご笑覧ありがとうございます。

台風直撃の3連休、皆様のところは大丈夫だったでしょうか。
私は実家で法事があったため浜松へ帰省していましたが、浜松は夜中に台風が通過していくいつものコースでした。
でも実家は以前、昼間に台風の襲来があったときに、向かいの家の屋根瓦の集中砲撃を受けてかなりの被害を負ったことがあるので、私は厳戒態勢で昼の内から自分が寝る部屋のシャッターを閉めてました。

で、夜いよいよ雨風が強くなり、本格的に嵐の様相になってきた頃に就寝しようとしたところ、どこからかものすごい隙間風の音が聞こえまして。
「これ絶対どこか開いてる!」と部屋から飛び出すと、となりの部屋にいた妹夫婦も出てきて、残るは父の部屋だけだったのでドアを開けてみたら、案の定窓が全開でしたね。
父は酔っ払って、座椅子で座ったまま眠っていました。これがまた絶妙な位置で、床に水たまりができるくらい雨が降りこんでいるのに、父には一滴もかかっていない。

翌朝聞いたところでは、夕食の間は窓を閉めていたけれど、部屋に戻ってから開けてしまったようです。台風が来ると分かりきっているのに、酒に飲まれた酔っ払いは何をやらかすやら分かりません。
ちなみに毎回、実家を出るときの父への挨拶は「飲みすぎないようにしてよ」です。

今回の写真は、浜松から奈良へ戻るときに乗った電車で、いつの間にか貸切車両になっていたので撮ったものです。
平日昼間、新幹線は混んでいたのにな・・・


tag: フォト短歌 

13
2017

【絵短歌】もの思う秋

CATEGORY絵短歌
イラスト 短歌 絵 いつかまた出会いましょうと手を振ったすべてが空で澄み切ってゆく



ご笑覧ありがとうございます。

今朝の空がいい感じの秋空で、こんな日は散歩がてら写真撮りに行きたいなと思ったものの、夕べ夫が残業で帰宅したのが午前1時を回っていたので、私も当然寝不足で、気づいたら寝ていました。

ここのところずっと夫は仕事が忙しく、日付が変わって帰宅することも珍しくはありません。
そのたびに私は、ちゃんと正しくタイムカードは記載しているのかと訊くのですが、以前の部署では遠慮していた夫も、今は毎回「そうしないと人手不足が伝わらないから」ときっちり付けているようです。

いわゆるサービス残業、私も会社員だったときはよくしてましたけど、今さらながらすごく損した気分です。上は残業するなって言うけど、しないと終わらない業務量を課してるのはそっちなわけで、無茶言うなって話ですよ。

日本人は人に迷惑をかけてはいけないと教育されますが、私はそれがサービス残業につながっているのではないかと思うのです。
いいかげん、人に迷惑をかけるべきではないけれど、従業員を搾取しようとする経営者に対してはそのすべてではないと学校で教えるべきではないでしょうか。


tag: 絵短歌  人物 

11
2017

【絵短歌】戻ってきた

CATEGORY絵短歌
イラスト 短歌 絵 真実を映さぬ瞳は美味だから通りすがりにもぎられた朝



ご笑覧ありがとうございます。

前回書いた失くした毛抜き、戻ってきました。
怖ろしいことに、失くなったとき真っ先に確認し、その後も3日ほど毎日見ていた場所に置いてありまして。
見つかるとしたら、なんでこんな所にと思うような場所にあるんだろうなとは予想していましたが、まさかの「こんな所に」でした。

そんなわけで、やはり神隠し以外には考えられないのですが、もし脳の異常とかだったらと思うとぞっとします。小さいおっさんでも座敷童でもいいから、なんかそっち系のせいでありますように。(築10年足らずの賃貸物件に座敷童はいないでしょうが。)

あと、今回のイラストとほぼ同じもので、別の短歌バージョンを陰鬱ギャラリーにUPしました。
よかったらそちらもよろしくお願いいたします。


tag: 絵短歌  人物 

06
2017

【絵短歌】神隠し

CATEGORY絵短歌
イラスト 短歌 絵 手 鬼はもうあきらめたから出ておいで右と左がつながる前に



ご笑覧ありがとうございます。

眉毛の手入れに使っている毛抜きがなくなりました。
いつも洗面所の決まった場所に置いてあり、使い終わったら即片づけているはずなのに、なぜかありません。
考えの及ぶところは探しましたが見つからず、これはもうほんと、神隠し以外に考えられない。

一応予備があるのでなんとかなるのですが、これがなかったら大変でした。私、眉毛が濃いもので。
でも予備は使い心地がイマイチなので、できれば出てきてほしいです。


tag: 絵短歌  人物  残念 

04
2017

【フォト短歌】後日談

CATEGORYフォト短歌
羽 写真 短歌 ほとばしるすべてを夜になげだしたはじまりの日をまだ覚えてる



ご笑覧ありがとうございます。

今回の短歌、なんとなく色気のある感じになりましたが、全然そういう方面ではなくてですね。
前回書いたことのその後にあったことも、せっかくなので記しておこうと思います。

前回は私が小学校時代に不登校児だったことと、それに関して少々母親のことも書いたのですが、その母、私が1年以上も小学校を休んだにもかかわらず無事卒業して中学へ進学したことで、ほっとし過ぎたのか精神のバランスを崩してしまい、躁(そう)病という精神障害を患いまして。

最初におかしいと思ったのは、夜中にいきなりベランダの掃除を始めたときでした。
ひとりごとを始終つぶやきながら外でガタガタやっていて、布団の中で、いったいお母さんはどうしてしまったのかと怖くなったのを覚えています。
でも家族の誰もそういう病気について知識がなかったため、母の異変を感じつつも、父が母を病院へ連れていったのはしばらく経ってからでした。

母はすぐに入院することになりましたが、精神科病棟には色んな患者さんがおり、子供からしたら怖いと感じてしまうような人もいるとのことで、お見舞いにはあまり連れていってもらえなかったのですが、たまに会ったときの母はいつもご機嫌でした。
躁病って、文字どおりハイテンションで高揚している状態が多いので、見た目にはとても元気なのです。普段のその人を知らなければ、ちょっと元気すぎる人だなぐらいで、そういう性格の人だと思うかもしれません。

でもそういう状態は普通じゃないので、続くと生活に支障をきたします。
まず第一に、ハイテンションなときって健康な人でも眠れないと思いますが、それが何日も続きます。本人は感じなくとも、体は疲労困憊しているはず。
また異常な高揚感により判断力や思考がおかしくなったりもするので、当然仕事などにも影響が出ます。

また気分が高揚すると頭もフル回転するのか、やたらと色々湧いてくるらしく、うちの母の場合はそれが言葉となってほとばしっていました。ひとりごとだったり、あるいは短歌だったり・・・そういえば母も、そのときだけ山のように短歌を作っていました。当時は見せられてもあまりピンと来なかったのですが、私が今短歌にはまっているのは母の遺伝子かもしれない。

あとは、妙に怒りっぽくなるときもありました。ポジティブな方向にしろネガティブな方向にしろ、とにかく感情の針が振り切っている感じ。これはしんどいだろうなと、なんとなく想像できます。

幸い母は良いお医者さんに出会い、二度の入院を経てしっかり快復しました。
今でも睡眠導入剤を飲んだり、定期的に病院へ行ったりはしていますが、病気についての知識を得てからは、客観的に自分を観察することで、上手く制御しているようです。

私にとって何よりありがたかったのは、母が病気をなんら恥じたりしなかったことです。
病気になったきっかけが私にあったかもしれないと知った時、母が「病気になったことを恥ずかしいとは思わない」と言ってくれなかったら、私は自分を責めていたかもしれません。もちろんちょっとは申し訳なかったなとは思いましたが、その程度。

うつ病に代表される精神疾患については、まだ世間には偏見が残っているかもしれないけれど、誰でも患う可能性があるものです。
適切な治療を施せばよくなるので、もし自分自身や周りの人がおかしいと気づいたら、迷わずすぐに病院へ行くことをお勧めします。時間が経つほどこじらせますので。

私はたまに、機会があれば誰かにこの話をします。それによってほんの少し、話した人への助けになることがあるからです。
あるいは、そういう病気があると伝えることが、誰かの役に立つときが来るかもしれないと思うからです。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


tag: フォト短歌