うたかたの歌

心を過ぎゆく思いだったり日常のあれこれを、絵短歌orフォト短歌&駄文で綴っています。

23
2016

【絵短歌】別居婚

CATEGORY絵短歌
イラスト 短歌 絵 泣き声をたどれば電子レンジの中ひとりの夜が回つてゐたり


ご笑覧ありがとうございます。

前回、遠距離恋愛最高!みたいなことを書いたのですが、転勤で地元から東京へ移ることになってからちょっと事情が変わったので、今回はその辺のことを綴ってみます。

その転勤は強制ではなかったものの、部署自体が東京へ移転するため、家庭の都合等で行けない人以外はよろしくねというもので、私も行けない理由がなかったので、実家を離れてまた一人暮らしは嫌だなと思いながらも、部署の人のほとんどが一緒だし、地元の友人たちは次々に結婚して気軽に遊べる相手が減っていたし、逆に東京には親しい友人が何人かいるし、行ったら行ったで楽しいかもと心を奮い立たせ、承諾しました。

でもやはり、東京は怖いところだという偏見を持っていたし、地震や竜巻などの天災もあったしで、万が一のことを考えたりもしました。
そのときに初めて、家族なら何かあったときに会社を休んで駆けつけることもできるだろうし、入籍した方がお得かもしれないと思ったのです。

それはあまり一般的な形ではないのでしょうが、夫は快諾してくれ、親族や友人や会社の人たちなど、私たちのことを知っている人も皆、「やっとか」という感じで祝福してくれました。
中には「一緒に住まないのに籍を入れても…」と言う人もいましたが、「色んな形があっていいよね」と言ってくれる人がほとんどで、誰にも反対されなかったのはかなり恵まれていました。恐らく親にしても、形はどうでも、とにかく結婚するならよかったよかったという感じだったのではないかと思います。

入籍してみると、それまではできるだけ長く勤めたいと思っていたのが、親たちも心配しているだろうし、地元で就職した夫のもとへいつ移ろうかと考えるようになりました。
次第に仕事が何の冗談だというレベルで忙しくなっていったことや、東京での生活を経験し、基本引きこもりの自分は、大都会だろうがド田舎だろうが、どこにいても結局同じだと身に沁み、緑溢るる夫の地元で暮らすことへの抵抗感が薄れたのも大きかったです。

そうして、入籍してから約2年で私は会社を退職し、トータル9年に及ぶ遠距離生活を解消しました。
遠距離を満喫していた頃は、一緒に住んだら上手くいかないのではないかと考えたりもしたのですが、案ずるより産むが易し。一人よりよっぽど楽しいです。


というわけで、前回と今回の短歌は、東京で別居婚状態だった時期に詠んだものです。
すべての遠距離恋愛、別居婚カップルに幸あれ。

tag: 絵短歌  植物    家族 

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